死後の整理をきちんとするために用意されているものが死後事務委任契約です。
人が亡くなると，葬式，埋葬，戸籍等行政官庁への届出，各種契約の解約（例えば，光熱費契約，預金契約，保険契約など），身の回り品の整理などやらねばならないことが数多くあります。
亡くなる前に自ら身の回りの整理をしておくのが理想ですが，なかなかできないものですし，そもそも自分でできないこともあります。
ご家族がいらっしゃる方は，ご家族がこれらの死後の整理をやってくれますが，死後の整理をしてくれる人がいない方は，死後に備えて死後事務委任契約を公正証書で作成しておくと安心です。
なお，死後事務の処理をお願いする相手方はご自分で探さなければなりませんが，最近では死後事務処理を専門的に行う業者も増えてきています。
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