公証人とは、法務大臣により任命され、国の公務である公証事務を行う公務員です。ただ、一般の公務員のように給与の支給は受けず、各公証人がお客様から手数料をいただき自営の形で役場を維持経営しています。
公証事務とは、私人の法律関係文書の作成や内容を公に証明する事務のことで、遺言、離婚、任意後見、事業用定期借地権、金銭消費貸借などに関する公正証書の作成、私文書が作成者の意思に基づいて作成されたことの証明、定款の認証、確定日付の付与など多岐にわたります。
公証人は法務局ごとに置かれ、全国で約500名の公証人が約300か所の公証役場で働いています。さいたま地方法務局では20名の公証人が10か所の公証役場に置かれています。
春日部公証役場には2名の公証人が置かれ、春日部市、さいたま市岩槻区、蓮田市、白岡市、幸手市、宮代町、杉戸町、久喜市、加須市を中心として埼玉県内の案件を扱っています。